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世界の人材派遣の状況とは?日本の派遣はどうなの?
2022年01月03日
派遣に関しての記事

目次
日本だけでなく、世界の人材派遣の情報もどうなのか気になりますよね。そこで日本と世界の人材派遣の状況を比べて紹介していきます。今後の傾向もわかってくると思うので参考にしてください。
日本は派遣会社が多い
派遣の事業者数は2018年時点で38,128ヵ所となっています。
出典元:https://www.jassa.or.jp/keywords/index1.html
どうしてこんなにも多いのかというと、
• 派遣法が改正された(1999年と2015年)
• 採用する企業は人件費を抑えられる
• 派遣を自ら選ぶ人が増えてきている
これらが、理由と言われています。
1つずつ詳しく解説していきましょう。
派遣法が改正された
1999年と2015年に派遣法が改正されたのが原因の1つです。
1999年の改正では、もともと派遣は13業務でしか認められてなかったのですが対象業務の縛りがなくなりました。このタイミングで派遣会社が増えました。
さらに、2015年にあった改正では一般派遣と特別派遣の区別がなくなります。
そして、派遣は3年毎の更新が可能となり人件費削減のため企業は正社員より、派遣を多く使うようになり
その結果、派遣会社がさらに増えたと言われています。
採用する企業は人件費を抑えられる
派遣を採用することにより、人件費を抑えられるのが原因の1つです。
どうして派遣を採用すると人件費が抑えられるのかというと、
• 会社の都合でクビにできる
• 昇給がない
• ボーナスがない
• 退職金がない
このような理由で人件費が抑えられます。
正社員だと簡単にクビにできませんし、経営が傾いても給料を払い続けるしかありません。しかし、派遣だとすぐに契約を切ればその時点からお金が発生することはないので、会社としても使いやすいです。
また必要になったら契約を結べばいいだけなので、企業にとってはとても都合が良いのが原因です。
派遣を自ら選ぶ人が増えてきている
正社員ではなく、派遣という働き方を選ぶ人が増えてきているのも原因の1つです。
どうして派遣を選ぶ人が増えているのかというと、「勤務時間や勤務地を選びたい」「アルバイトやパートより時給が高い」「派遣会社を通した方が働きやすい」などの理由があります。
プライベートの時間を昔より大切にしていたり、自分のスキルアップをしたいと考える人が多くなっています。
正社員だとどうしても、仕事内容を選ぶ事ができなかったり勤務時間を選ぶ事が難しいです。そのため派遣の人気が上がっています。
派遣市場の比較
など
世界と日本の派遣市場を比較していきましょう。
比較するものとしては、
• 世界と日本の派遣市場(売上高・派遣社員数)の推移
• 世界と日本の派遣浸透率
• 派遣サービス業種分布
これらを比較して紹介していきます。
世界と日本の派遣市場(売上高・派遣社員数)の推移
世界の派遣社員数は、約4900万人で日本の派遣社員数は約494万人となっています。
TOPはアメリカで、1550万人となっていてその後、中国・ブラジルとついで日本が4番目です。
売上高は世界で約4570億ユーロで、日本は536億ユーロです。
売上でもアメリカが群を抜いていて1170億ユーロとなっています。売上ではアメリカに次日本が2番目です。
世界的にみてもまだ派遣市場の売り上げも派遣社員数も伸びてきています。
世界と日本の派遣浸透率
世界の派遣浸透率の平均は1.6%です。
日本は2.4%と世界平均よりも少し高い値となって、この値は世界7番目です。
TOPはイギリスで、5.1%の派遣浸透率となっています。
柔軟な働き方を求める人が多くなってきているためか、少しずつ派遣浸透率が上昇している傾向があります。
派遣サービス業種分布
世界の派遣サービスがどのような産業に分かれているのか紹介します。
多くのシェアを占めているのが、サービス業となっていて続いて製造業が2番目のシェアです。
世界の傾向としては農業の雇用が減少していて製造業、サービス業にシェアが移ってきています。
先進国になるにつれて、サービス業のシェアが大きくなってることがわかります。
まとめ
世界の傾向も日本の傾向もほとんど似ていて、派遣会社数も派遣社員数も増加傾向です。
コロナ禍の影響もあり、派遣社員が増えているのもありますが、自分らしい働き方を求めて派遣社員をする人の数も増えています。
自分のスキルを活かせる、勤務時間や勤務地を選びやすい派遣は今後も増えていくことが予想されます。
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