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派遣は3年しか働けないの?延長できない?制限なく働く方法を紹介
2021年08月06日
派遣に関しての記事

派遣には、同じ会社の同じ部署では3年以上延長して働くことができない「3年ルール」という決まりがあります。居心地のいい慣れた職場であれば、3年過ぎてもずっと働きたいという声は多いでしょう。
この問題を解決する手段として「無期雇用派遣」という仕組みがあるのをご存じでしょうか?この無期雇用派遣という仕組みを利用すれば、同じ会社の同じ部署で3年以上、期間の制限なく働くことが可能になります。
今回の記事では、
・無期雇用派遣とはなにか
・無期雇用派遣になるためにはどうするか
・無期雇用派遣の注意するべきポイント
以上のことに重点をおき、無期雇用派遣で期間の制限なく働く方法を解説していきます。
無期雇用派遣は正社員に近い安定した働き方であり、メリットが多数あります。一方で注意するべきポイントもあるので、自分のライフスタイルに合った働き方をするための指標のひとつとして、正しく理解しておきましょう。
3年という勘違い
派遣には3年以上同じ職場で働くことができないという、いわゆる「3年ルール」があります。これは、2015年9月に労働者派遣法が改正され、派遣は「同じ事業所同じ部署で3年を超えて働くことはできない」と決められたためです。
この派遣法のイメージから「派遣は3年以上働けないもの」と勘違いしている人は少なくありません。
実は、この3年ルールには以下のような適用外となるケースがあります。
・派遣会社で無期雇用されている人
・60歳以上の人
・期限が明確なプロジェクトに派遣されている人
・日数限定業務をしている人(1か月の勤務日数が通常の労働者の半分以下で10日以下)
・産休、育休、介護休暇などを取得する人の代わりに派遣されている人
などの場合、派遣会社と派遣先の契約が終了しない限り、同じ職場で3年以上でも働き続けることが可能です。無期雇用は、名前の通り「期間の定めがない労働契約」になります。雇用期間が決められていないため、3年以上同じ職場で働くことができ、キャリア形成にも最適な仕組みです。
無期雇用派遣とは
無期雇用派遣とは、2015年9月の労働者派遣法改正によって新しく追加された働き方です。派遣会社と契約期間を定めずに雇用契約を結び、派遣社員として働く仕組みのことを指します。無期雇用派遣は、3年ルールの適用外となるため、同じところで3年以上働くことが可能です。
そもそも、派遣の働き方は大きく分けると「常用型派遣」と「登録型派遣」の2種類に分類されます。無期雇用派遣は常用型派遣の別称で、一般的には無期雇用派遣と呼ばれることが多いようです。
無期雇用派遣と登録型派遣には、雇用期間以外にも、仕組み上の違いがあります。それぞれどのような違いがあるのか、チェックしていきましょう。
無期雇用派遣の仕組み
無期雇用派遣では、派遣会社と派遣社員の間で期間を決めずに雇用契約を結ぶことになります。派遣社員は、派遣先が決まらなくても、派遣会社の社員として雇用されている形になり、月給制なので待機中でも給料を受け取ることができます。待機中は、なにもしないわけではなく、研修に参加したり派遣会社内での業務をしたりすることもあるようです。
登録型派遣の仕組み
登録型派遣では、派遣社員が派遣先で働いている期間だけ、派遣会社と派遣社員の間に雇用契約を結びます。派遣先で働いている間の給料は派遣会社から支払われ、基本的には時給制のことが多いようです。派遣先が変わるたび雇用契約が結ばれ、次の派遣先が決まるまでの待機期間の給料は支払われません。
無期雇用派遣は、登録型派遣に比べて収入が安定します。派遣期間終了後の待機期間を不安なく過ごせるのは大きな魅力です。しかし無期雇用派遣は、だれでもなれるのでしょうか?次項で、どうすれば無期雇用派遣になれるかについて解説していきます。
どうすれば、無期雇用となる?
従来の登録型派遣では、個人情報を登録し、希望する仕事にエントリーすれば、だれでも働くことができました。しかし無期雇用派遣は、それほど簡単になれるものではなく、派遣会社による厳しい採用選考に通過しなければ、採用されません。
また、だれでも採用選考に参加できるわけでもなく、ある一定の条件をクリアし「無期転換申込権」を得る必要があります。
無期転換申込権を得るための条件は3つあり、
・有期労働契約の期間が通算5年を超えていること
・有期労働の契約更新が1回以上あること
・現時点で通算5年以上の契約がある使用者と、有期労働契約を結んでいること
これらの条件をクリアしていれば、派遣会社に無期転換を申し込むことが可能になります。採用選考方法は派遣会社によりますが、書類選考の後、何度か面接を受けるのが一般的のようです。
採用選考を通過するには、学歴や職歴以外に派遣会社の一員として働くという「働く意欲」をみせる必要があります。登録雇用派遣のときと同じような「働きたいときだけ働く」といった考えでは通過しづらいかもしれません。
注意したいポイントとは?
無期雇用派遣は「派遣会社に常に雇用されている状態」の働き方のことです。派遣先が決まっていない待機中でも収入が安定するのは嬉しいポイントです。条件だけみると正社員と変わらない好待遇にみえますが、注意したいポイントもあります。無期雇用派遣は正社員の待遇や働き方と似ていますが、すべて同じというわけではありません。雇用が安定するという面では大きなメリットですが、一方で派遣だからこその自由な働き方ができなくなることは、人によってはデメリットになるともいえます。
無期雇用派遣の働き方はメリットが多く一見、魅力的ですが、デメリットもあります。メリット・デメリットをそれぞれ比較して、無期雇用派遣という働き方が自分のライフスタイルに合うかどうかしっかり見極めましょう。
無期雇用派遣のメリット
・雇用に安心感がある
・収入が途切れるタイミングがない
・同じ職場で3年以上働くことができる
・交通費の支給がある
・福利厚生が充実する
・派遣会社から研修を受けられる
無期雇用派遣のデメリット
・契約満了の可能性がある
・採用選考に通過する必要がある
・自由な働き方ができなくなる
・派遣先を選択できない可能性がある
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