豊田おいでんworks お役立ちコンテンツ 派遣に関しての記事 知りたい派遣の平均月収、稼げる業種・企業の傾向はある?

知りたい派遣の平均月収、稼げる業種・企業の傾向はある?
2021年08月30日
派遣に関しての記事

あなたは、派遣の平均月収額をご存じでしょうか?
答えは「平均31万円」です。高いと感じた人、思ったよりも低いと感じた人もいるかもしれません。派遣の収入は、業種や働く地域などでも変わってきます。
今回の記事では、
・派遣の業種別平均月収をランキングで紹介
・稼げる業種の傾向を分析
・派遣が収入をアップするために注意したいポイント
などを中心に、派遣で働きながら、どのように収入をアップさせていくかを解説していきます。「わたしの月収、平均月収に全然届いてない」と悲しくなった人は、月収を上げるポイントを理解すれば、今より収入アップできるかもしれません。
派遣 平均月収ランキング
厚生労働省が集計した「平成30年労働者派遣事業報告書」によると、派遣の1日の賃金は8時間労働想定で「平均1万5千円」となっています。これをもとに、1か月21日働いた場合の、派遣の平均月収は「31万円」になります。この金額は、無期雇用派遣と有期雇用派遣を合わせた場合の平均額で、無期雇用派遣のみ、有期雇用派遣のみになると、また平均額は変わってきます。
年収換算すると平均「375万円」になり、これにはボーナスや交通費などは含まれていません。
派遣の地域別の平均年収額をピックアップして紹介します。
・東京 512万円
・大阪 439万円
・愛知 403万円
・北海道 329万円
・福岡 366万円
・沖縄 293万円
平均年収が1番高いのは東京で、1番低い沖縄とは、219万円もの差があることがわかります。東京・大阪・愛知などの都市部では比較的高めになる傾向があるようです。
次に、業種別平均月収額の上位10種類までをランキング形式で紹介します。
①SE・エンジニア・プログラマー 42万2千円
②機械・電子設計 37万5千円
③運用管理・保守 37万5千円
④治験関連 34万9千円
⑤テスト・評価 32万万7千円
⑥看護師・准看護師 31万9千円
⑦Web関連 31万6千円
⑧翻訳 31万5千円
⑨講師・インストラクター 31万円
⑩ユーザーサポート・ヘルプデスク 30万8千円
エンジニアや電子設計など、IT関連の業種が上位を占めています。IT関連の業種は地方に比べ、東京を含む都市圏に集中していますので、地域の平均額を押し上げる形になっているようです。
派遣の平均年収・月収額は、今回紹介した地域や業種以外にも、年齢や性別などでも変わってきます。男性派遣の平均年収額は「366万円」女性派遣の平均年収額は「289万円」です。差は「77万円」で、かなりの差にみえます。しかし女性の場合、扶養内で働くために労働時間を制限しているケースも多くあります。その結果を反映したものであり、フルタイムで働いている女性派遣の収入はもう少し高くなるでしょう。
稼げる業種・企業の傾向は?
前項で、平均月収額の高い業種をランキング形式で紹介しました。次はランキングデータをもう少し深掘りして、稼げる業種の傾向を分析していきます。
・SE、エンジニア、プログラマーなど(IT関連全般)
エンジニアなどのIT関連の仕事は、近年需要が右肩上がりになっている分野です。求められるスキルは企業により違いますが、安定して高収入の傾向があります。実務経験を問われることも多いですが、人手が足りていない分野なので、未経験OKのところもあります。
・翻訳
翻訳とは、見積書や取扱説明書などの資料を外国語であれば日本語に、日本語であれば、外国語に翻訳する業種です。外資系企業や出版社などさまざまな企業に派遣されます。実務経験が問われることが多く、TOEIC〇〇点以上などスキルを指定される場合もあります。経験者であれば、高収入が狙える業種です。
・看護師
看護師は国家資格が必要なため、高収入の傾向が強い業種です。派遣場所は、病院やクリニック、老人ホームなどになります。正社員のイメージが強いかもしれませんが、正社員になると夜勤や長時間のシフト制を受け入れなければならないケースも多いため、あえて派遣を選択して働いている人もいます。
・治験
治験とは、医薬品や化粧品など国の承認を受けることを目的として、データ収集のための臨床実験のことをいいます。薬学や臨床検査学、看護学を中心とする基礎知識を求められ、実務経験を問われることが多い業種です。業務内容によっては英語のスキルを求められることもあります。
・ユーザーサポート、ヘルプデスク
ユーザーサポートとは、ユーザーの問い合わせに対応する仕事であり、コールセンター業務もユーザーサポートにあたります。ヘルプデスクは、社内からの問い合わせに対応し、トラブル解決を補助します。マニュアルや研修が充実している企業も多いため、未経験でも働くことが可能です。ユーザーや社内の人に説明するためのコミュニケーションスキルが必須です。
稼げる業種の共通点は、スキルや資格が必要であり、専門的な知識が必要な場合が多いという点です。一方でスキルがなくても働ける、清掃や事務の仕事は、派遣の業種の中では収入が低くなる傾向があるようです。
注意したいポイント
ここでは、派遣が収入をアップさせるためのポイントを解説していきます。収入を上げるためのポイントは4つあります。
・時給の高い業種に転職
・資格やスキルを取得する
・正社員を目指す
・派遣会社の担当者と面談・交渉
前項で紹介した稼げる業種である、エンジニアやプログラマーは常に高い需要があります。高い専門性を求められる場合が多いので、時給はかなり高めです。スキルを習得できれば、正社員よりも稼げる可能性もあります。
正社員と派遣社員の平均年収を比較すると、正社員の平均年収は「503万円」で、派遣の平均年収は「375万円」です。「128万円」はかなり大きな差だといえます。さらに、正社員は年齢ごとに年収は右肩上がりになりますが、派遣の年収は300万円代で横ばいになることが多いようです。派遣でスキルや経験を積み、正社員を目指すのも収入をアップさせるには有効です。
「未経験でスキルも経験もないけど高い収入がほしい!」という場合は、派遣会社の担当者と面談して、自分がどのような求人を探していて時給〇〇円以上を希望するなど、自分の希望条件をしっかりと伝えることが大切です。
またある程度、スキル・経験が蓄積してきたら、派遣会社と時給の交渉をすることもできます。派遣先企業からの評価や業務量など、具体的な根拠を示すことで交渉は成功しやすくなります。ただ闇雲に「時給をアップさせてほしい!」と自分の要求のみを伝えてはいけません。契約更新の時期が、交渉しやすいタイミングです。
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