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塗装工として塗装の技術や知識を証明できる資格「塗装技能士」
2021年09月02日
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目次
塗装工はペンキなどの塗料を使って、住宅や建物、道路、自動車、家具など、さまざまな種類の材質や形状の物に塗装を行う専門職です。この仕事に関連する資格として「塗装技能士」があります。塗装工として働くために必ず取得していなくてはならないというわけではありませんが、あれば大きなメリットが得られ、長く仕事を続けていくために圧倒的に有利なことは間違いありません。その種類や内容についてご紹介していきます。
塗装工の仕事
塗装の働き
塗装は建築物や製品の外観を美しく見せるために施しますが、それだけではありません。塗装は防水をしてサビを防いだり、熱をさえぎったりすることによって建物や製品の耐久度を上げるなど、多くの大切な働きがあります。
塗装の種類
一般的な塗装工のイメージは、新築住宅や建物の塗装作業をする「建築塗装工」だと思います。ただ、何を塗装するのかによって、塗装工が扱う塗料も道具も、求められる技術も変わります。
たとえば自動車やバイクなどの塗装を行う板金塗装工は、車のボディや部品の塗装を行いますが、塗装の前に劣化したボディや部品の修復、メンテナンスを行う場合もあります。車やバイクの知識に加え、金属の知識や板金の技術などが必要となり、車やバイクのメーカー、販売店、修理工場などに勤務したり、のちに独立することも可能です。
自分がどういった分野で塗装の仕事をしたいかで、塗装技能士の資格試験の内容も変わってきます。
塗装技能士の資格のメリット
なぜ資格が必要なのか?
たとえば建築物の場合、塗装工事は塗装工によって技術力が異なるので、仕上がりに差が出ます。仕上がりは見た目でわかりやすいため、依頼主と業者の間でトラブルになることも少なくありません。
依頼する側にとっては実際に作業をしないと仕上がりがわからないのでは不安なので、塗装工の技術力のレベルがおおいに気になるところでしょう。そこで物を言うのが塗装技能士の資格なのです。
技術・俊樹・スキルの客観的証明
塗装技能士は、自分が塗装工として優れたスキルがあることを客観的に証明するための資格と言えます。この資格があれば、塗装技術や知識・実績を納得させることができ、施行を始める段階で依頼主からの信頼を得やすくなるでしょう。そのメリットは非常に大きいので、塗装工の仕事をするなら、ぜひチャレンジすることをお勧めします。
資格試験の内容
塗装技能士は国家資格
塗装技能士は、国家試験として厚生労働省が行っている技能検定の一つです。技能検定は、合格者の技術レベルがわかりやすく判断できるように1級から3級までのレベル別につくられています。
塗装技能士の受験資格
受験資格としては、1級で7年以上、2級で2年以上の実務経験が必要です。そのため、勤め先で経験を積みながら資格取得を目指す人が多いようです。
3級は実務経験が無くても受験できるので、初心者でも取得可能です。
資格の分野
また、塗装する物の種類によって、業種ごとに金属、木工、建築、噴霧、鋼橋(こうきょう)という5つの分野に区分されており、自分が仕事をする分野に合わせて選択ができます。
木工
木材や合板とよばれる木質ボードに塗装をします。はけ・ローラーブラシ・エアスプレーなど、材質に合わせて適切な塗装作業ができるかどうかが問われます。使用する道具に関する知識も必要です。
建設
建設分野の塗装は、ビルやマンションなどの修繕ができる技術です。比較的大きな建物の外観の仕上げや修理を行います。建物の価値を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要ですが、その観点から言えば、建設を得意とする塗装工の場合、同時に水漏れや地震対策まで考えて塗装作業を行っています。
金属
金属分野の塗装は金属製品への塗装技術です。まず塗装前には下地を塗ります。また、塗装する部分以外を塗らないように保護する作業なども塗装の前後作業に含みます。金属の塗装に関する知識は塗装の基礎的な内容なので、基本の技術を身につけたいときは、まず金属塗装での受験をお勧めします。
噴霧
エアスプレーを使った塗装に関する内容が中心です。噴射するときの強さと勢いによって、塗料の濃さや付き方が変わるため、噴射の圧力を調整したり、均一に塗ったできる技術を確認します。
鋼橋
大規模な橋の塗装工事を行います。見た目の美しさはもちろん、正しい塗装をすることで、橋を雨風に強くすることができます。
試験内容は学科と実技
試験内容は、知識を問う「学科」と技術を確かめる「実技」に分かれています。学科は○×式と選択式です。過去問題集など問題内容を確認するなど、しっかり準備をしておけば回答できる基本的な内容が出題されます。
3級からのステップアップをめざそう
初心者はまず3級で基礎的な技術と知識を身につけるところからチャレンジしましょう。実際の職場でスキルが上がってきたら、2級、1級とステップアップしていくといいでしょう。メリットの大きな資格を取ることで、塗装の専門職としての価値を上げていきましょう。
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