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責任もやりがいも大きい電気のプロフェッショナル、電気主任技術者とは

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テレビや電子レンジなどの家電から、インターネット通信網や公共施設の照明、道路の信号機や電車の運行まで。私たちの生活は、電気なしでは成り立ちません。電気が安定して供給されるためには、電気設備の管理や保全が不可欠。今回は、高度な知識と技術で電気設備の保安監督を行う国家資格、電気主任技術者について紹介します。

電気主任技術者の業務

電気は発電所で作られ、送電線を通って、各地の変電所に送られ、そこから家庭や事業所に届きます。電気を発電・送電・変電・配電するための分電盤やブレーカーなどの機械や器具を「電気工作物」といい、使用目的や取り扱う電圧によって、一般用電気工作物と事業用電気工作物に分類されています。

 

電気主任技術者の業務は、事業用電気工作物の工事、維持、運用に関する保安監督です。発電所や変電所などの送電設備をはじめとして、工場やオフィスビル、公共施設の受電設備もすべて事業用電気工作物。そのため、電気主任技術者のカバー領域は広範です。また、電気設備を設けている事業者は、保安監督者として電気主任技術者を選任することが法律で義務付けられているため、電気主任技術者には、様々な業界で広く活躍する機会があります。

電気主任技術者、3種類の資格

電気主任技術者は、取り扱うことができる電圧によって、第一種から第三種までの3種類の資格があります。

 

・第一種電気主任技術者
・すべての事業用電気工作物
・第二種電気主任技術者
・電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
・第三種電気主任技術者
・電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物
(出力5千キロワット以上の発電所を除く)

電気主任技術者試験(電験)

電気主任技術者になるには、電気主任技術者試験(通称、電験)に合格する必要があります。各種とも受験資格は特になく、誰でも受験が可能です。第三種は一次試験のみですが、第一種と第二種には一次試験と二次試験があり、一次試験の合格者のみ二次試験を受けられます。一次試験は、理論・電力・機械・法規の4科目、二次試験は、電力・管理と機械・制御の2科目です。

 

難易度の高い国家資格ですが、一次試験には科目別合格制があり、3年間の有効期限内に合格すれば資格取得が可能です。二次試験には科目別合格制はありませんが、一次試験合格年度の翌年度は一次試験が免除されるため、2年がかりで合格を目指すことが可能です。

第一種と第二種の一次試験および第三種の本試験科目

理論:電気理論・電子理論・電気計測・電子計測

 

電力:発電所・変電所の設計・運転・送電線路、配電線路の設計・運用・電気材料

 

機械:電気機器・パワーエレクトロニクス・電動機応用・照明・電熱・電気化学・電気加工・自動制御・メカトロニクス・電力システムに関する情報伝送と処理

 

法規:電気法規(保安に関するもの)・電気施設管理

第一種と第二種の二次試験科目

電力・管理:発電所・変電所の設計・運転・送電線路、配電線路の設計・運用・電気施設管理

 

機械・制御:電気機器・パワーエレクトロニクス・自動制御、メカトロニクス

まとめ

電気主任技術者は、国家資格の中でも難関とされているため、資格優位性も高く、資格手当が支給されることもあります。常に需要がある職種である上に、近年は再生可能エネルギーとしてのメガソーラー(大規模太陽光発電所)設置が豊田市でも増えるなど、電気主任技術者へのニーズはさらに高まると予測されています。

 

電気という社会インフラを担い、人々の快適な生活や事業の発展に貢献する電気主任技術者は、社会的責任も大きく、やりがいのある仕事。社会に貢献したい、高度な専門性を身につけたい、そんなあなたは、電気主任技術者を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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